リトアニアリネンは原料である背の高いフラックス(亜麻)が栽培できるため、繊維が長く、柔らかいのが特徴です。
良質なリネンが作られるのは、寒暖差の大きな気候がフラックスの栽培に最適とされているからです。
『KOMOHANA』のリトアニアリネンとリトアニア民族衣装の関わりについてご紹介しましょう。
リトアニアの民族衣装『マルシュキニアイ』は、特に赤と緑がよく使われます。その為リトアニア国旗に、赤と緑が採用されたと言われています。
『マルシュキニアイ』は、女性の体にぴったりした刺繍を施したベストと、白地に赤の刺繍のエプロン、その下にチェックかストライプのスカートを履きます。
現在では、祭日や休日など特別な日に着られています。
『マルシュキニアイ』の素材は、長い伝統を持つ高品質のリネンが使われています。
リトアニアリネンは、洗うほど、そして使い込むほどに丈夫さをキープしながらも、フワフワとやわらかく変化していきます。また、歳月の経過とともに増す風合いに加え、自然素材だからこそ見られるネップも魅力。ネップとは、均等ではない糸を編み込むときに、生地の表面に出る繊維の節のことです。自然素材だからこそ見られる、豊かな表情といえます。
リネンの歴史は約2万年前に古代エジプトで始まったといわれています。
時が経ち、中世の時代になるとヨーロッパの各地域ではリネン文化が盛んになり、リトアニアで生産された「リトアニアリネン」も現在に至るまで、リトアニアリネン文化の歴史を紡いできました。
リトアニアの家庭では、テーブルクロスや衣類など身の周りの布製品はリネンを織り作っていました。リトアニアの農家の女性にとって、機織りはなくてはならない身に付いた手仕事です。それは長い伝統を持つ高品質のリネンが民族衣装に使われてきた理由と言えます。
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