気候変動や環境汚染等、今日の我々が直面している環境問題は、大量生産、大量消費、大量廃棄型の経済活動に起因しています。
限りある資源を持続的に活用し、将来世代に引き継ぐためには、経済社会のあり方そのものを見直し、持続可能な発展が可能なものに変革することが不可欠です。
持続可能な発展のためには、あらゆる分野において環境負荷の低減に努めることが必要です。日本では、2000年に国等により『グリーン購入法』が制定されました。
グリーン購入とは、製品やサービスを購入する際に、環境を考慮して、必要性をよく考え、環境への負荷ができるだけ少ないものを選んで購入することです。グリーン購入は、消費生活など購入者自身の活動を環境にやさしいものにするだけでなく、供給側の企業に環境負荷の少ない製品の開発を促すことで、経済活動全体を変えていく可能性を持っています。
エコマークは、第三者機関である日本環境協会が審査・認証する信頼のマークです。(エコマークは、日本環境協会の登録商標です)
商品の一生(生産から廃棄までのライフサイクル全体)を考えた認定基準が策定されています。グリーン購入法の特定調達品目をはじめ、幅広い商品分野の商品を認定しています。
国際社会では、2015年の国連サミットにおいて「持続可能な開発のための2030各国が実行すべき行動計画」が採択されました。これは、人間、地球及び繁栄のための行動計画である。また、より大きな自由における普遍的な平和の強化を追求するものです。極端な貧困を含む、あらゆる形態と側面の貧困を撲滅することが最大の地球規模の課題であり、持続可能な開発のための不可欠な必要条件であると認識されています。
持続可能な開発目標(SDGs)の一つに持続可能な消費と生産形態の確保が盛り込まれました。持続可能な社会を構築する手段の一つとして、環境負荷の少ないカーペット、カーテン、布団など、グリーン購入の重要性が再認識されています。
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