ムッシュ河本です。お店のショーウインドーに飾っている古い木製看板についてのお話です。
話はさかのぼり、1997年にカーテン事業部としてアリスはスタートしました。私はサラリーマンを退職し、得意先だった内装工事会社の一角を借り、夫婦でカーテン屋となりました。それがこの時の手作り看板です。飾ってある古いミシンも当時は現役で、テディーベアやクッションを縫っていました。私ではありませんが。
この年4月、消費税が5%に引き上げられ、新築住宅の駆け込み需要が増えカーテン売れるのでは…しかし現実は厳しいものでした。当時は工事看板を見て、建て主様の住所を電話帳で探し、訪問販売をしていました。もちろん今は個人情報保護法により全てNGです。
カーテンは家具屋さんで買うのが一般的でしたので、『カーテン屋ですが』というと『家電屋さん?』とよく言われました。100件訪問しても5~6件契約とれれば良いほうでした。
今では、以前お世話になったお客様のカーテンの取り換えや、お子様が家を建てられてカーテンの相談に乗ったりと、親子2代でお付き合いさせて頂くこともあります。
『これからもお客様と良いご縁がありますように』 そんな思いを忘れないようにと、昔の看板を飾っています。
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